ブラックな環境に思うこと。

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自分もこの業界は長い方なので、多種多様な愛すべきブラックなキャラクターに出会ってきたと思っていますが、昨今はIT業界のみならず、清く正しい競技精神も問われる大学でのパワハラ行為による不祥事なんかもあって、ネタは尽きないなぁ~と感じます。さっさと尽きて欲しいネタではありますが、ここまで来るとまだまだ潜在的な事案が大量に蔓延っているんだろうと思わざるを得ませんね。。。

自分の経験で言えば、実際は一名の派遣契約なのに二名分の派遣契約にして会社ぐるみで横取りしようとしていた守銭奴な営業とか、とにかくエンジニアの頭数を増やして派遣で稼ぎ、どこぞのものか分からない外国産の製品(洗浄水みたいなものだった気がしますが)に資金投資をして一発逆転を狙う経営者とか、迸る程に意識だけ高い系なPMであるが故に業務を遂行するにあたってのコミュニケーションがgdgdで辛いとか、振り返ってみれば失笑程度には笑顔になれるキャラたちとお仕事もしてきたなぁ~と思います。ここら辺のキャラは自分の心身や金銭的な事に関してはあまり影響が無かったという意味で、そんなに負担は重くなかったんですね。

ただ、一度、ブラックの王道を行くような職場に行ってしまった事がありまして、ありがちですがPMがそもそもマネジメントをしない(というよりはマネジメントを知らない)、残業上等というよりは徹夜上等、ミスには厳しく罵倒といった体たらくで、流石にこれは体が持たんなということで、契約期間を満了することなく逃げたんですね。まぁ、自社の営業さんが常識的だったのもありますが、仕事のペースというかスケジュールを自分で組み立てられない(PMから前触れなく急に作業を振られたり、PMの要件把握漏れによって突発作業があったりする)のがとってもストレスで我慢ならずに強行突破したといった感じですね。職場を退いた日の解放感たるや半端無かったと記憶しております。

で、しんざきさんの記事を読んで同意する訳ですが、上記のブラックなPM達は長年そういったスタイルでやってきていたそうで、ジャイアンに染まり切っていたんですよね。今更他人が正しい指摘をしたところで聞く耳なんかもっていなかったし、自分達を客観的に見つめ直すってことも当然しない人達でした。妥当なスケジュールを引く、レビューをきっちりやり込むみたいな事はおざなりであって、故に現場のエンジニアは無理な作業を押し付けられる、その上でミスや障害が起こっても声を荒げて怒りをぶつけてくる事に時間は割くくせに、再発防止策や体制の整備なんかは一切考えない。営業レベルで稼働改善を訴えてもその場しのぎの返事しかしない。どう考えてもこのPM達を変えるには特殊な権力でもなければ不可能ではあると今でも感じます。

自分が逃げた後、実際にPMレベルで大失態をしてしまい、超上級管理職からフルボッコに怒られて案件を退く羽目になったそうですが、至極一般的にPMにとって必要とされるスキルを持ち合わせていない彼らは果たして他でやっていけるのかなぁと老婆心ながらに思いました。

本来、PMって技術的な基盤があってそれに加えてプロジェクト管理を行うに必要なスキルを備えていなければ様々な問題を捌けない極めて難しい上級職だと思ってますが、結構な割合で「技術の知らないPM」みたいな人達も多く存在するのも事実だと思います。そういった場合、現場が振り回される事が多くなるわけですが。。。。

経験の浅い方、若い方はやっぱり先輩について行かねば!みたいな気持ちが強いと思いますし、職を失う怖さみたいなものもあるとは思います。ただし、昨今のニュースではパワハラやらセクハラやらで老害臭まんせいで取り上げられる事案も多く、時代に併せて変化をしてこなかった先輩方の醜態を見る一方で、残業ゼロや多様性を受け入れた働き方を取り入れている企業も多く見受けられるようになりました。

我慢も必要なのかもしれませんが、選択肢は一つだけでは無いと思いますし、もうちょっと簡単に逃げれるって意識みたいなものはあって良いのではないでしょうか。

会社の飲み会とかほぼ行かないですし、嫌なものはハッキリ断りながら生きていますが、意外に楽しく過ごせると思いますよ。